本ページでは R のインストール手順をOS別に紹介しています。

インストール環境の確認

Rをインストールするにはインターネット接続環境が必要です。企業内などでプロキシサーバを経由しないと外部接続ができない場合はプロキシ設定を把握しておいてください。また、管理者権限が必要ですので、管理者権限をお持ちでない場合は管理者にご相談ください。
 

 

Windows

事前準備

CRAN または CRANミラーサイト から最新バージョンのインストーラーをダウンロードします。旧バージョンをインストールしたい場合は Previous Release からインストーラーを入手してください。
念のために入手したファイルのウィルスチェックをお忘れなく。
 

Rのインストール

入手したインストーラを管理者権限で起動します。WinodwsのUAC(ユーザアカウント制御)によりインストールが上手くいかない場合がありますので、その場合は UACに関して をご覧ください。
 

インストール設定

インストール設定はインストール・ウィザードで進みます。以下の要領で設定をして下さい。なお、インストールパスには日本語が含まれないパスにしてください。
 

  1. コンポーネントの選択は基本的にデフォルト
    コンポーネントの選択  

  2. 起動時オプションは「はい」を選択
    起動時オプションの選択  

  3. 表示モードはSDIを選択
    表示モードの選択 SDIを選択する理由はR CommanderがSDIモードでの利用を推奨しているためです。
     

  4. ヘルプの表示方法はお好みで
    ヘルプの表示方法  

設定が終わるとRのインストールが開始されます。インストールが終了したらRが起動することを確認してください。
 

起動確認

インストールが終了したら簡単な動作確認を行います。 R を起動して表示されたコンソールに以下を入力して[Enter]キーを押して下さい。
 

2*3

 
6が帰ってくればOKです。起動しない場合は管理者権限で起動してみて下さい。それでも起動しない場合は、日本語が含まれないパスにインストールされているかなどを確認してください。
 

動作確認  

以上でRのインストールは完了です。
 

UACに関して

Windows Vistaから導入されたUAC機能により R に制限がでる場合があります。制限が出るのは、インストール先(フォルダ)をデフォルト設定のC:\Program Files\R\とした場合です。具体的には管理者権限のない状態で R を起動してパッケージを追加しようとすると以下のメッセージが表示されてライブラリフォルダにアクセスできない、インストールできなない状態になります。
 

 install.packages(NULL, .libPaths()[1L], dependencies = NA, type = type) で警告がありました: 
   'lib = "C:/Program Files/R/R-x.x.x/library"' は書き込み可能ではありません

 
通常、利用するには特に問題になりませんがパッケージを追加したり更新したりする際にうまく追加、更新できない場合が出てきます。これを回避するにはいくつかの方法がありますが、特に組織内で利用する場合は組織のセキュリティポリシーに則った回避方法を選択してください。

詳細については Does R run under Windows Vista/7/8/Server 2008? でご確認ください。
 

macOS

macOSでは基本的に最新版のmacOSに適合しているバージョンしかインストールできません。詳しくは CRAN または Rwiki を参考にしてインストールしてください。

 

Ubuntu

ここではUbuntu Desktop環境に特化して紹介しますので、他のLinuxディストリビューションについては CRAN または日本の CRANミラーサイト で公開されているマニュアルを参照してください。
 

前提条件

ここではUbuntu(16.04LTS)を前提に紹介します。バージョンにより手順が異なる場合がありますので、他のバージョンに関しては CRAN または日本の CRANミラーサイト で公開されているマニュアルを参照してください。
 

事前設定

Ubuntuではインストールの前に以下の事前設定を行う必要があります。

  1. リポジトリの登録
  2. 公開鍵の登録

 

リポジトリの登録

管理者権限でターミナルから以下のコマンドで CRAN または CRANミラーサイト のリポジトリを登録します。この例では CRANミラーサイト を登録しています。
 

sudo add-apt-repository 'deb https://cran.ism.ac.jp/bin/linux/ubuntu xenial/'

 

公開雄鍵の登録

管理者権限でターミナルから以下のコマンドで公開鍵を登録します。公開鍵を入手するために必要なKey IDは念のためにCRANのREADMEにて確認して下さい。
 

sudo gpg --keyserver keyserver.ubuntu.com --recv-key E084DAB9
sudo gpg -a --export E084DAB9 | sudo apt-key add -

 

Rのインストール

事前設定が終わりましたら管理者権限でターミナルから R をインストールします。
 

sudo apt-get update
sudo apt-get install r-base

 

インストール確認

インストールが完了しましたら念のためにインストールされたパッケージを確認するために管理者権限でターミナルから以下のコマンドを実行します。
 

dpkg -l | grep r-base
dpkg -l | grep r-cran

 
以下のパッケージがインストールされていれば、無事インストール完了となります。
 

  1. baseパッケージ群
  • r-base
  • r-base-core
  • r-base-dev
  • r-base-html
  1. CRANパッケージ群
  • r-cran-*
  • r-doc-html
  • r-recommended

 
不足している場合はsudo apt-getコマンドで追加インストールしてください。
 

起動確認

ターミナルから以下のコマンドを実行して R が起動することを確認します。
 

R&

 

追加ライブラリのインストール

必須ではありませんが、今後、様々な追加パッケージをインストールする際に必要となる以下のLinuxライブラリをインストールしておくことをおすゝめします。追加ライブラリは管理者権限でターミナルから以下のコマンドを実行してインストールします。
 

sudo apt-get install libjpeg62
sudo apt-get install libcurl4-openssl-dev
sudo apt-get install libssl-dev
sudo apt-get install libssh2-1-dev
sudo apt-get install libxml2-dev
sudo apt-get install libudunits2-dev
sudo apt-get install unixodbc-dev
sudo apt-get install xclip

 

参考

RStudio Serverの Dockerイメージ では下記のライブラリをインストールしています。Ubuntuのバージョンや環境によっては既にインストールされている可能性もありますが参考まで。

libapparmor1, libcurl4-openssl-dev, libedit2, libssl-dev, libclang-dev, libclang-3.8-dev, libobjc-6-dev, libclang1-3.8, libclang-common-3.8-dev, libllvm3.8, libobjc4, libgc1c2

 

困った時は

インストールしたけど動かない等の困った時は RjpWiki r-wakalang Qiita 等で検索、または、勉強会のMLで質問してみてください。

 


Sampo Suzuki CC BY-NC-SA 4.0 , Sampo Suzuki [2019-05-10(JST)]