「Setup」ではR を使うための環境構築について扱います。
 

利用環境

OSによってインストール方法やインストールできるプログラムのバージョンが異なりますので、最初にお使いのOSがサポートされているかを確認してください。また、インストールにはインターネット接続環境が必要です。
 

プログラム 動作条件
R Linux, OS X, Windows
Rtools Windows only
RStudio Linux, OS X, Windows

 

手順

 

手順概要

利用しているOSに関わらずR の環境を構築する場合は以下の手順になります。
 

手順 実施内容 備考
1 Rのインストール R本体
2 Rtoolsのインストール Winodws環境のみ
3 RStudioのインストール Desktop版
4 パッケージのインストール 必須パッケージ群
5 TinyTexのインストール 任意
6 Gitのインストール 任意

 
各手順に関しては最上段の「Setup」メニューから参照してください。
 

パッケージの呼称

R では関数(機能)を提供するのにパッケージという形態を取っています。任意のパッケージを追加することで様々な処理ができるようになります。パッケージは大きく以下のように分類できます。
 

名称 説明 備考
標準パッケージ R の標準パッケージ群 Base/Base R
推奨パッケージ 標準パッケージが必要とするパッケージ群 Recommended
追加パッケージ 利用者が明示的にインストールするパッケージ群 Contributed

 

標準パッケージ

標準パッケージは、BaseとかBase Rとも呼ばれるR の標準機能(関数)を提供するパッケージです。R を起動した時点で利用可能になっていますので、パッケージとして意識する必要はありませんが知識として憶えておいてください。
 

推奨パッケージ

推奨パッケージ(Recommended Packages)は標準パッケージが必要とするパッケージ群でR をインストールする際に自動的にインストールされます。標準パッケージと異なり利用する際には明示的にパッケージを呼び出す必要があります。
 

追加パッケージ

追加パッケージ(Contributed Packages)は利用者が必要に応じてインストールし、明示的に呼び出して利用するパッケージ群です。CRAN と呼ばれるリポジトリで管理されている、いわゆる公式パッケージだけでなくGitHubなどで公開されて非公式なパッケージ群も多数あります。最初はCRAN に登録されているパッケージ群を利用するのが良いと思います。
 

困った時は

インストールしたけど動かない等の困った時はRjpWiki r-wakalang Qiita 等で検索、または、勉強会のMLで質問してみてください。  


Sampo Suzuki CC BY-NC-SA 4.0 , Sampo Suzuki [2019-05-10(JST)]