Chapter 3: R Basics

Rの一番良いところは統計学者が作っているところだ。 Rの一番悪いところは統計学者が作っているところだ。

出典

 と言われる R ですが、最たる特徴は統計処理に特化している点です。また、前出の Data Science Workflow 全体をカバーできるようになっており、データ構造の変換や特定の分析に対する数々のパッケージ、コマンド一つでグラフが描ける高度なグラフィクス、更には分析結果をレポーティングするための仕組みも用意されています。
 データ分析をひとつの言語で一気通貫できるので覚えることは非常に多岐に渡りますが、初学者が R を学ぶ際には、まず、「ベクトル演算」を理解するのが一つのポイントだと考えます。
 
 本書を読みながら実際にコードを実行する場合は以下のリンクをクリックして binder による RStudio を起動しておきます。binder はあくまでも一時的な試用環境ですので起動後に放置するとインスタンスが自動消滅します。その場合は、再度、リンクをクリックして再起動してください。
 

binder Lunch RStudio on binder

 
 RStudio が起動しましたら以下の手順でチュートリアルを起動してください。

  1. 右下のエリアに表示されている .Rmd ファイルをクリックします
  2. 左上のエリアに .Rmd ファイルが開きます
  3. ファイルが表示されているエリアの上部にある Run Document をクリックします
  4. ダイアログが表示された場合は Try again ボタンをクリックします
  5. チュートリアルウィンドウが開きます

 
 チュートリアルでは下図のようなコードが表示されます。表示されたコードを実行するには Run Code をクリックしてください。Start Over をクリックすると実行結果をリセットすることができます。また、コードの修正や追記も可能です。
 

Google Colab での実行例

Fig 3.1: Google Colab での実行例

 
 なお、チュートリアルを起動後、何も操作をしないで放置しておくと自動的にチュートリアルウィンドウがクローズします。クローズした場合は、再度、Run Document をクリックして再起動してください。
 

 以降、見出しの括弧内の英語はチュートリアルの見出しと対応しています。