B.1 Setup RStudio Sever with Docker
Windows または macOS 環境で Docker を利用し RStudio Server を起動するためには以下の手順が必要です。
手順 | 実施内容 | 備考 |
---|---|---|
1 | Hyper-V の有効化 | Windows のみ |
2 | Docker Desktop のインストール | |
3 | Docker Image のダウンロード | |
4 | Docker Container の起動 |
なお、Linux 環境での手順は割愛します。
B.1.1 Enable Hyper-V (Windows Only)
Windows 環境ではインストールする前に Hyper-V を有効にする 必要があります。
B.1.2 Download and Install Docker Desktop
利用している環境に応じた Docker Desktop をダウンロードしてインストールします。なお、ダウンロードには docker hub でアカウント登録が必要です。
詳細な手順や設定方法は Docker docs を参照してください。
B.1.3 Download Docker Image
Docker Desktop をインストール・起動しましたら RStudio Server の Docker Image をダウンロードします。様々な方が RStudio Server の Docker Image を公開されていますが代表的な Docker Image には次のようなものがあります。
Image | Description |
---|---|
rocker/tidyverse | Version-stable base R and RStudio, tidyverse, devtools |
rocker/verse | Adds TeX and related packages to rocker/tidyverse |
ykunisato/paper-r-jp | Dockerfile of writing paper by R Markdown |
kmetrics/jverse | Japanized rocker/verse |
rocker は準公式とも言えるような R に関連する Docker Image を継続的に提供しているプロジェクトです。様々なイメージを提供していますが残念ながら日本語フォントの追加などの日本語対応がなされていません。グラフで日本語を利用しない限りは rocker のイメージを利用しても何ら問題はありません(ソースなどの表示はブラウザに依存しているのでコードに日本語を記述することが可能です)。
グラフで日本語を利用したい場合は著者が rocker/verse に日本語フォントなどを追加して日本語対応させた kmetrics/jverse を利用するか rocker が公開している Dockerfile を改修して日本語対応させたイメージを利用してください。
利用する Docker Image を決めたらコンソール(コマンドプロンプト)で以下のコマンドを実行してイメージをダウンロードしてください。
docker pull rocker/tidyverse