Appendix B: RStudio Server
R/Rstudio Desktop は前述のようにマルチプラットフォーム対応ですがプラットフォームごとに以下のような制約があります。
- 日本語版 Windows 環境では文字コード(CP932, Shift JIS)が原因で日本語を正しく処理できない事例が散見される
- 18.04LTSより前の Ubuntu 環境では RStudio Desktop で日本語入力ができない * 有志による日本語入力パッチ(非公式パッチ)はあり
- macOS 環境ではグラフの日本語が文字化けする * いわゆる豆腐文字問題
特に日本語版 Windows 環境での問題は Windows が利用している文字コード(CP932, Shift JIS) に起因しているため問題は根本的な解決を期待できません。詳細については伝説とも言われている「Why are you using SJIS?」というキーワードで検索してみてください。
日本語版 Windows 環境における文字コード問題を回避するためには、 RStudio Server を利用する方法が考えられます。
RStudio Server は Linux 環境で動作する Web サーバベースの IDE ですが、 Docker のコンテナ技術を利用することで Windows や macOS 環境で動作させることが可能です。
OS | Docker app | System Requirements |
---|---|---|
macOS | Docker Desktop for Mac | refer docker docs |
Windows | Docker Desktop for Windows | Hyper-V(Windows10 64bit Pro or Higher) or WSL21 |
1 WSL2 は Windows10 version 2004 から利用可能になる予定です